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ボードゲームコラム

バイキング小峠さんの番組「謎解き戦士!ガリベンガーV」に出演した内容をまとめました!

ボードゲームソムリエ Naokiです。

今回はバイキング小峠さんがMCを務める番組「謎解き戦士!ガリベンガーV」に出演した時の内容をまとめてみました。

この番組には、Vtuber四天王と呼ばれる有名なVtuber「電脳少女シロ」さん(以後、シロさん)もご一緒しているのですが、自分はVtuberさんとの関わりが日常では、ほとんどないので、斬新な収録になりました。

内容的には、実際にボードゲームを遊んでもらったり、タイトル通り、
ボードゲームクイズに答えてもらったりと、なかなかボリュームのある回になりました。

ボードゲーム企画の導入

ボードゲームの市場は現在、100億円以上と言われています。

ちょっと前までは、そもそも統計すら取られていないという存在だったので、こう言えるようになったのは大きいですね。

日本では、「ボードゲーム=子供が遊ぶおもちゃ」というイメージが未だに大きいのですが、
そのイメージとのギャップも兼ねた「大人もどハマり!」というフレーズでの紹介になっています。

ちなみに小峠さんは、ボードゲームどころか、テレビゲームやスマホゲームすらほとんどしないとのことで、
そうなると、ボードゲームの経験としては、子供の頃に遊んだ人生ゲームの思い出くらいだとのこと。

実際、これは今の日本の大半の人がそうで、特に40代以上の人は、この傾向が大きいですね。
30歳以下になると、そもそもゲームのイメージもポジティブになっており、
20歳以下に至っては、学生時代にそもそもボードゲームに触れる機会も多くなっています。

そんな感じで、ぶっちゃけ「ゲーム」をあまり知らなかった小峠さんですが・・・

実際にゲームを遊ぶと「もう1回!」と熱中してくださったりと、盛り上がりました。

私個人としては、ボードゲームの魅力をまだ知らない人にボードゲームの魅力を届けたいという思いで活動をしているので、小峠さんにボードゲームの魅力をしってもらったことは、とても嬉しく思いましたね。

ボードゲームソムリエの紹介

冒頭のVTRが終わると、次は私の紹介の流れになりました。

余談ですが、この日はチェスのポーンのシャツを着ているのですが、撮影中、Vtuberの方から、褒められたのは嬉しかったです(笑)

このシャツの柄はよく見ないとわからないのですが、柄まで把握されていて、正直、驚きました。

そのまま、ボードゲームソムリエという職業は何なのか?ということについてのお話の流れになりました。

基本は、状況に応じたボードゲームを紹介し、ルール説明や盛り上げまで行う職業です。

ボードゲームは、何人で遊ぶのか、どれくらいの時間で遊ぶのか、どういう場所で遊ぶのか、
どういった機会で遊ぶのか、といったことから、一緒に遊ぶ人間関係(家族、恋人、仕事仲間、etc)、
一緒に遊ぶメンバーの性別比率、年齢比率などにそって、何千何万の中から、最適なゲームを選びます。

とはいえ、ざっくり言えば、専門家みたいな立ち位置なので、
メディアで出演するときは、この肩書きで活動することが多いですね。

ボードゲームソムリエの簡単な紹介が終わったら、早速、ボードゲームの話題に移ります。

最初に話題に振られたのは、やはり、日本では超有名な「人生ゲーム」。

そもそも「人生ゲーム」の固有名詞が強すぎて「人生ゲームってボードゲームなんですかね?」と聞かれることも多いです。

Vtuberの出演者の中には、ボードゲームカフェで遊んだこともある方から、
有名どころの人生ゲームやジェンガしかやったことがないという方まで様々でした。

途中では、ボードゲームが盛り上がっているデータも紹介されました。こう見ると、順調に伸びていますね。

特にコロナの2020年以降の伸びが凄まじいです。

そして、テレビでよくある今回のお品書きは、こんな感じでした。

カジノ風のデザインでカッコよくまとめられていたのですが、
このようなデザインは、実際に編集して放映されるまで、どうなるかわからないので、
想像以上にクオリティが高いことに驚きました(笑)

見てるだけでやりたくなる!超人気立体型ゲーム!

まず、最初のトピックの「見てるだけでやりたくなる!超人気立体型ゲーム」が、
このトーキョーハイウェイレインボーシティです。

国産のゲームで、日本の高速道路をモチーフにしたバランスゲームで、
もともと、様々なバージョンが存在し、この作品は、今までのシリーズの総集編と言えるでしょう。

見た目は可愛らしいですが、実際に遊ぶと、かなりシビアなバランスゲームになっています。

次にピックアップされたのが、こちらも見た目のインパクトがあるアクションゲーム「ホップビアー!」。

先端に強力な磁石がついており、王冠を投げると、くっつきます。

デジタルでは表現できない「カチッ!」とくっつく磁石のアナログ感がクセになるアクションゲームですね。

リモートでも楽しめる!進化系伝言ゲーム

いくつか紹介が済んだ後は、次のトピックである「進化系伝言ゲーム」に進みます。

実際に遊ぶゲームはこの「みんなでぽんこつペイント」。

自分はインディーズゲームで販売されていた頃から、ファンだった作品ですね。

早速、小峠さんも席を移動していただき、ルール説明に入ります。

このゲームはペイントというタイトルがつくだけあって、お絵描きをするゲームです。

1人が解答者となって、お題を当てることを目指します。

他の人はヒントを絵で描いて伝えるのですが、直線と円しか書くことができません。

さらに、直線と円はそれぞれ1画としてカウントされ、画数が少ない人から発表になります。

解答者が正解した瞬間、そこで終了となってしまいますので、あんまり書き込みすぎると、
絵を見せる前にゲームが終わってしまうので、いかに少ない画数で表現するかがポイントのゲームです。

さて、最初のお題は「イカ」なのですが、小峠さん、このゲームの一番面白くなるポイントをわかっています(笑)

さすがですね。このようなチャレンジングな絵を描く人が1人でもいると、このゲームは盛り上がります。

しかし、解答者の答えは「家」。まぁ、たしかにそう見えますよね(笑)

そして、次に画数が少ない人が絵を公開するのですが、前の人の絵も
ヒントになるので、2番目になると、かなり当ててもらいやすくなります。

普通にうまいです(笑)前の絵がなくても当ててもらえるレベルでしたね。

解答は「イカ焼」でしたが、ほぼ正解といえるので、正解としました。

ちなみにもう1人のVtuberの方が描いた「イカ」がこちら。

ギリ、イカに見えなくもないですが、なかなかユニークな絵でしたね。

このように人によって、個性がかなり出るところがお絵かきゲームの面白いところです。

小峠さんからも「よく出来たゲーム」とお褒めの言葉をいただきました。

※盛り上がったので、2回戦も行われましたが、記事が長くなってしまいそうなので、割愛させていただきます。

お国柄が出る!世界のボードゲーム

最後のトピックはこの番組の趣旨である「クイズ」のコーナーになりました。

まず、最初に日本を代表するボードゲームとして「ラブレター」を紹介しました。

ボードゲームといえば、たくさんのコマやカード、大きいボードのイメージが強い中、
このゲームは、たった16枚で本格的なカードゲームを生み出したことが世界から注目されました。

このゲームをきっかけに、日本のゲームは数少ないコンポーネントでも、
高いゲーム性を実現している「ミニマリズム」のイメージがつきました。

その流れで個人がボードゲームを販売する祭典「ゲームマーケット」や、
日本人がつくったゲームが海外で大賞を受賞したことなどをお話しました。

そして、ボードゲームのクイズが始まります。

日本のボードゲームはミニマリズム重視の傾向がありますが、他の国のボードゲームは、
どのようなことを重視しているか?という問題です。

正直、ボードゲームを知らない人には超難問ですね・・・。それがこの番組の趣旨的な感じらしいですが(笑)

ということで、超難問なので、ヒントもかねて、まずはアメリカを代表するボードゲームを紹介しました。

紹介したのは、マジック・ザ・ギャザリングの生みの親でもあるリチャード・ガーフィールドが
作る際に参考にしたと言われるレジェンドボードゲーム「コズミック・エンカウンター」。

「ルールを破る特殊能力」という概念を生み出した作品で、今でも根強い人気を誇る作品です。

そして、出演者によるクイズの解答は「カッコよさ重視」。

正解は「世界観重視」でしたが、意味合いが近いので、おまけという感じで正解としました。

解説では、よほどのマニアでないと使わないボードゲーム専門用語「アメリトラッシュ」を紹介しながら、
それに相反する「ピュアユーロ」の代表作「カタンの開拓」も紹介する流れになりました。

まさか、この2つのマニアック専門用語を放送で言う日が来るとは思いませんでした(笑)

そして、解答者の答えは「ゲーム性重視」! ほぼ正解でしたので、正解とさせていただきました。

本来の正解は「システム重視」としていましたが、「ゲーム性」もほとんど同じ意味といって良いでしょう。

実はボードゲームは、何十万種類とありますが、軸となる「システム」は50種類ぐらいしかありません。

世の中のゲームは、このシステムの組合せと世界観の組合せで、無限の種類が生み出されていると言えます。

実際の有名なゲームをシステムで分解すると、このような感じになりますね。

正直、ここまでマニアックな説明をするとは思ってませんでしたが(笑)

そして、最後にもう1度、ぽんこつペイントをやって番組は終了しました。

収録を終えて・・・

今回の収録は想像以上にマニアックな世界をご紹介しました。

また、クイズ番組だからかもしれませんが、情報のチェックも余念がなく、
ソースの参照元に問い合わせたり、私以外の別のボードゲームの専門家にチェックしてもらったりと、
今までで一番チェックがあった番組だったかと思います。

撮影現場もVtuberなので、現地にいるわけではなく、画面の向こうにしかいないので、
実際は、小峠さんと私だけで撮影していたりと、かなりシュールでした(笑)

それもふまえ、体験したことのない時間を過ごすことができ、とても楽しかったです。

小峠さん、Vtuberの皆様、番組スタッフの皆様、貴重な機会をありがとうございました!

それでは、今日はこのへんで。

by ボードゲームソムリエ Naoki

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