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ボードゲームコラム

世界で2番目に大きいアメリカのボードゲームイベント「Gencon2024」に参加してきました!

ボードゲームソムリエ Naokiです。

今回は、アメリカで毎年開催される「世界で2番目に大きいボードゲームイベント」である「Gencon2024」に参加してきましたので、ざっくり振り返っていこうと思います。

自分は大学生のときに世界最大のボードゲームイベントである「Spiel」に参加したことがあるのですが、ボードゲームで海外に行くのはそれ以来になりますね。

実際、コロナやら家族の出産やらで海外に行くのはすごい久しぶりなこともあり、パスポートの更新から始めました(笑)

宿泊先のホテルに到着まで

Genconが開催されるのは、アメリカのインディアナ州にある「インディアナポリス」という場所なのですが、ここが日本からだと直通便がありません。

なので、どこかしらで乗り換える必要があるのですが、今回、一緒に行ったメンバー(自分含めて4名)は、別々の飛行機で向かって、ほぼ全員がトラブルにあいました(笑)

自分の場合は、乗り換えではなく、行く前に飛行機が遅れた結果、乗り継ぎ経由の空港で20時間待つことになると、当日言われたため、それは困るとキャンセルして、残り数枠だったチケットを取り直しました。

ちなみに値段は数倍になるという恐ろしい結果に。今回は仕事なので自費ではないとはいえ、もし、普通の旅行だったら、諦めて次の日の飛行機をとるか、ほぼ1日空港で待機するかの2択を迫られるところでした。

取り直したチケットはシアトル経由だったので、自分の中では初のシアトルへ降り立ちます。

といっても、5時間くらいしかいないので、空港で待機なのですが、ここで食べたピザがむちゃくちゃ美味かったです(笑)

アメリカの食事はほぼ全部こんな感じなのですが(笑)、まだ到着してない段階だったので、ノリノリで頼んでましたね。

乗り換えの飛行機も問題なく到着し、最初の遅延トラブル以外は特になく、インディアナポリス国際空港に到着。

空港では目立つところにGenconのPR広告がありました。気合入っていますね。

そして、慣れないUberをがんばって使って、なんとか宿泊先ホテルに到着。

プールもついているホテルで、ちゃっかり水着持ってきていたのですが、入る時間が全くありませんでした(笑)

部屋はこんな感じ。さすがはアメリカ。1人宿泊ですが、めちゃめちゃ広かったです(笑)

いざ、Gencon会場へ出陣!

飛行機でだいぶ寝てはいたので、そのまま会場に移動。開催は次の日ですが、前日入りして準備をします。

会場の入口に到着。日本の有名キャラを使ったカードゲームの宣伝広告がドカンと。圧巻です。

ブースの位置は、会場の入口から結構すぐで、かなり良い位置だったかなと。

他の国内ブースもありましたが、だいぶ入口から遠かったので、国別とかではなかったみたいですね。

出展者パスをもらい、会場へ。このキャラクターがマスコットみたいです(笑)

早速、準備開始です。後ろの広告がなかなかインパクトあります。

ちなみに、自分は真・女神転生の30周年を記念したボードゲーム化プロジェクトで、ゲームデザインを担当し、このプロジェクトがキックスターターを行う予定だったので、GenconにはPRという形で参加したという経緯です。

設営完了。フィギュアが72体入っていますが、全フィギュアがそこそこの大きさがあるので、なかなか映えます。

今まで、かなりの数、テストプレイしましたが、フィギュアが全部揃うのは、今回が初めてでしたので、圧巻でしたね。

設営が終わった後は、クラフトビールで乾杯。ほぼ毎日、夜は飲んでました(笑)

自分はあんまり詳しくないですが、アメリカはクラフトビールが盛んみたいです。壁のロゴがすごい。

また、外に出るといろんなボードゲームのデザイナーさんが普通にいます(笑)

この方は「フォグオブラブ」というボードゲームのデザイナーの方で、自分が「フォグオブラブ」を所持していることをお伝えすると、まだ未発売のカードゲームのプロトタイプをプレゼントしてくれました!

こういう出会いもGenconなどの世界的なボードゲームイベントならではですね。

そして、次の日。ついにGencon開幕です。

会場では写真を撮る来場者も多く、真・女神転生はアメリカでも知名度があるので、かなり興味をもってもらえました。

毎日、いろんな人がやってくるので、コアファンが多く、生ボイスで「アンビリバボー!」や「ジーザス!」などを聞けたり、Geek同士で論争が起きたり、この悪魔のフィギュアをつくってくれて本当に嬉しいとお礼を言ってもらえたりと、いろいろなことがありましたね。

会場では、自分もカタログをゲットして、散策していました。このカタログ、無料でもらえるのがすごい(笑)

Gencon名物カードタワーです。生で見るとやはり圧巻でした。

自分はせっかくなので、中古ブースを見に行きました。

ここの会場が別のホテルの通路を経由しないとたどり着かないので、なかなか苦労しました(笑)

到着したら、なかなかの行列。20分ぐらい待って入れました。

中古ブースなのですが、国内と違って、販売している人はいません。

たくさんのゲームが置いてあって、曜日によって値段が書かれたタグがついています。

基本は売れ残るほど、次の曜日で安くなっていく感じになっていました。

入場エリアではカバンの持ち込みが禁止なのと、出口に精算するスタッフがいるので、持ち出しされる心配もないですね。

ドイツに行ったときは、今から10年以上前だったので、現地の通貨でやりとりしていましたが、今はだいたい電子決済でいけるのには驚きました。無理に現地通貨おろさなくてよかったと学びになりました。

隣の会場ではオークションが開催されていました。すごい数(笑)

ちょっと回って、ブースに戻り、何件か取材も受けました。

4GamerさんやBoard Game Geekなど、自分もお世話になっているメディアから取材されるのは新鮮でしたね。

4gamerさんの記事はこちら→https://www.4gamer.net/games/824/G082440/20240809002/

世界最大のボードゲームデータベース「Board Game Geek」のライターのEricさんともお話しました。

個人的には着ているボードゲームギークTシャツが欲しすぎたのですが、非売品とのこと(笑)

その後は、ブースで説明したり、取材を受けたりしながら、たまに休み時間もらって、会場を回っていました。

会場でもむちゃくちゃ人気のキングダムデス。フィギュアのクオリティが凄まじかったです。

ちなみに真・女神転生のブースにキングダムデスの開発者たちが来てくれて、ご挨拶と名刺交換をしました。

今や世界トップクラスのフィギュアのボードゲームと言っても過言でない彼らにも興味をもってもらえて光栄でした。

こちらは、インテリアのようなオシャレな販売。かっこいいですね。

林さんのゲームも大きく宣伝されていましたが、よく見ると名前が「Hayashi」ではなく「Hiyashi」になっていました(笑)

キャラもののTシャツもたくさん販売されていました。ぶっちゃけ日本だとアウトだと思いますが(笑)、この文化もアメリカらしいといえますね。

ヒーロークエストですかね。自分はやったことないですが、興味はあります。

エバーデールのブースにはUFOキャッチャーやピンボールが置かれていました。すごい・・・。

Genconは、ボードゲームだけでなく、アート的なものも多く売っています。

昔はもっとボードゲームの比率は低かったようですが、最近はコロナの影響もあって、ファミリー需要によって、ボードゲームの割合が増えているみたいです。

アートも多く、中には版権が大丈夫でないものも(笑)

中には、盾みたいなものもありましたね。

LV99ゲームズさんからサプライズ!

自分はIPコンテンツを主軸としてボードゲームをつくるデザイナーですが、海外にも非常にクオリティの高いIPゲームをつくるメーカーもあります。

そのうちの1つが「LV99ゲームズ」です。今回の新作はオリジナルとのことでしたが、古典映画の世界観が最高ですね。

今年、日本語版の制作が決定しているギルティギアのボードゲーム。

アクリルスタンドが20個ついている超豪華版は、箱が非常にでかい!(笑)

そして、LV99ゲームズさんが、真・女神転生のIPボードゲームに興味を持っていただき、まさかのLV99ゲームズのCEOさんからギルティギアのアクリルスタンド付きの超豪華版をサプライズプレゼントしていただきました!

むちゃくちゃ箱がでかいので、持って帰れるか正直不安でしたが、ボードゲーマーとして、断るにはいきません(笑)

元々、LV99ゲームズのボードゲームが好きなこともあって、とても嬉しかったです!ありがとうございます!

Genconを振り返って

今回、初めてGeconのイベントに参加しましたが、熱気がすごくて、とても楽しかったです。

こういう海外のボードゲームイベントに参加したのは実に13年ぶりとなりましたが、やっぱり最高ですね。

実際、出展側でこういうイベントに出たのは初めてでしたが、海外の方の反応はとてもエネルギッシュな印象でした。

アメリカは正直、食べ物がいろんな意味ですごいのと、円安なこともあって物価がエライことになってますが、
それ以外の点は、個人的にとても気に入っているので、また機会があったら、参加したいです。

以上、簡潔ではありますが、Gencon体験記レポートでした。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

それでは、今日はこのへんで。

by ボードゲームソムリエ naoki

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