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ボードゲームコラム

ボードゲームソムリエ 2018年ベストゲーム10選

ボードゲームソムリエNaokiです。

2018年の中でプレイした数多くのゲームから選んだ
ボードゲームソムリエのベストゲームをまとめました。

他のおすすめ記事とは違い、
ボードゲームソムリエの好みが
とても色濃く出ていますので、ご了承ください。

選抜基準

  • 2018年1月1日から2018年12月31日の間に遊んだゲーム
  • ボードゲームソムリエがその中で面白いと思ったゲーム
  • 遊びやすさ、入手のしやすさなどは全く考慮しておりません

No.001『ドリームホーム』

(引用:https://www.boardgamegeek.com)

(引用:https://www.boardgamegeek.com)

デザイナー:Klemens Kalicki
発売年:2016年
入手難易度:★

自分の憧れの家をつくるポーランドのボードゲーム。

箱絵にボード、カードやコマと全てのデザインが色鮮やかで美しく、
これらを見ているだけでもワクワクさせてくれるのは素晴らしい。

ルールもほどよくシンプルで、地味に戦略性が求められるバランスもよく、
普段、何回も同じゲームを遊ばない自分でも「もう1回!」と、
理想の部屋づくりを目指してしまう、単純ながらも中毒性のある作品。

No.002『適当なカンケイ』

(引用:https://www.amazon.com)

(引用:https://www.amazon.com)

デザイナー:Stephen Glenn
発売年:2016年(原版は2012年)
入手難易度:★★

11種類の並べられたカードでペアをつくるカナダのカードゲーム。

できる限り他の人と同じ組み合わせをつくるのがポイントで、
誰かと組み合わせが同じになると、純粋に嬉しくなるのが楽しい。

逆に間違えても、人のものの見方の違いがわかったりして、
コミュニケーションゲームとしては今年ピカイチの作品。

No.003『天下鳴動』

(引用:https://twitter.com/77kuros)

(引用:http://gamemarket.jp)

デザイナー:与儀新一
発売年:2018年
入手難易度:★★★

毎年、日本のゲームデザイナーが生み出すボードゲーム数百個の中から
1番を決める「ゲームマーケット大賞」で見事2018年大賞に輝いたボードゲーム。

なんと、100円ショップで手に入るモノだけで作られており、
当然、見た目はとても安っぽくなるのだが、
その壁を乗り越えて、大賞を受賞したのは純粋にスゴい。

ゲームもシンプルなルールながらも斬新な切れ味を持ち合わせ、
システムこそゲームの本質という意気込みが伝わってくる作品。

No.004『くるりんパニック(8人拡張&改造ver)』

(引用:https://www.amazon.com)

デザイナー:Masaru Aoki & Carol Wiseley
発売年:2006年
入手難易度:★★★★

くるりんパニックという4人用の名作アクションゲームがあるが、
それを8人で遊べる拡張と改造モーターも追加したスペシャル版。

やることはとってもシンプルで、電動で動く飛行機に自分のチップを
落とされないように、棒をはじくだけ。

通常のゲームでも十分に面白いが、大人数でやるとさらに面白く、
さらに改造モーターを追加すると、不規則な動きに翻弄されて、
劇的に面白くなる文句なしの今年最高のアクションゲーム。

No.005『いかさま虫』

(引用:http://mobiusoyaji.cocolog-nifty.com/blog/2017/12/post-31a2.html)

(引用:https://www.gemklub.hu/simlis-dongok-schummel-hummel.html)

デザイナー:Emely Brand & Lukas Brand
発売年:2017年
入手難易度:★★

ウノのように手札をなくすゲームなのに、
「他の人に気づかれなければ、勝手に捨ててもいい」
という驚愕のルールを盛り込んだカードゲーム。

それだけでもすごいのに、他の人の頭をカードで叩いたり、
かるたのように素早く叩かなければならないカードがあったりと
爆笑間違いなしのカードが勢揃いなところも楽しい。

さらには、捨てるだけでなく、服の袖の中に入れたり、
耳のところに差してみたり、帽子をかぶっていたら、
そこに突き刺してみたりと気づかれなかったら、何でもありの
魅せプレイができるのも、ユニークで素晴らしい作品。

No.006『テラフォーミング・マーズ』

(引用:https://www.boardgamegeek.com)

(引用:https://bged.info/terraforming-mars)

デザイナー:Jacob Fryxelius
発売年:2016年
入手難易度:★★★

大企業のオーナーとなって、火星を地球のようにするべく、
開拓するという、なんとも規模のでかいアメリカのボードゲーム。

この記事を書いている現時点(2018/12/31)で、世界ランク4位という
凄まじい人気を誇る作品で、出た当時はあまりの人気に入手困難だった。

個人的に、時間がかかるゲームはあまり好んで遊ばないのだが、
ここまで人気ならば、1度遊んでみようと思い、遊んでみたら、
火星を開拓するという壮大なテーマと開発計画カードの組み合わせが
純粋に面白く、そりゃ人気出るよねと納得してしまった作品。

No.007『トロイの木馬』

(引用:https://www.boardgamegeek.com)

(引用:https://www.boardgamegeek.com)

デザイナー:Alex Randolph
発売年:1993年
入手難易度:★★★★

「トロイの木馬」という有名な話をテーマにしたボードゲーム。

それをテーマにしているだけあって、異常にでかい馬が入っており、
この中に兵士のコマを入れることができるクオリティは圧巻の一言。
※馬の背中に穴が空いており、ここから兵士を入れると、前足の方から出てくる

見た目の凝り様に対して、ゲームのルールはとってもシンプルで、
え?それだけ?と思わせるが、馬の存在感と可愛らしく出てくるコマが、
なんかもう、いろいろ和ませてくれるという意味でも、ユニークな作品。

No.008『OK牧場』

(引用:https://www.boardgamegeek.com)

(引用:https://www.boardgamegeek.com)

デザイナー:Jérémie Caplanne & Pascal Jumel
発売年:2011年
入手難易度:★★★★

パーティーゲームを作らせたら一流と言われる国「フランス」が
生み出した西部劇をテーマにした、忙しすぎるカードゲーム。

やることは簡単で、カードをめくってアクションをするだけなのだが、
すぐに直立して、敬礼しなければならない(一番遅い人はアウト)とか、
両隣の人に指を拳銃にして「バンバン!」と言う(一番早い人が得点)とか、
もう1枚1枚が壮絶なアクションカードのオンパレードで面白すぎる。

おバカなアクションをするゲームはそれなりにやった方だと思うが、
ここまでインパクトのあるおバカなアクションを全員が必死にやりながら、
ゲーム性をそれなりに保っているのもすごく、かなり印象に残った作品。

No.009『丘の上の裏切り者の館』

(引用:https://www.boardgamegeek.com)

デザイナー:Rob Daviau & Bruce Glassco
& Bill McQuillan & Mike Selinker
& Teeuwynn Woodruff
発売年:2004年
入手難易度:★★★★

不気味な館を探検していくボードゲームで、熱狂的なファンが数多い。

このゲームは、最初、プレイヤーは全員が協力しながら、
館を探索していくのだが、ある時を境に、プレイヤーの1人が急に
裏切り者(他のプレイヤーの敵)になってしまうのが面白い。

しかも、どういう裏切り者(狼男に変身したとか)になるかは、
その時までわからず、裏切り者のパターンが50以上あるため、
毎回どうなるかわからないドキドキ感が味わえる濃厚な作品。

No.010『重力の儀』

デザイナー:Taiju Sawada
発売年:2008年
入手難易度:★★★★★

本物の石を使った、世の中に20個しか存在しないボードゲーム。

真っ白で綺麗な石が大量に入っており、これを測りで計測しながら、
石の重さが順番通りになるように並べていくという貴族の嗜みをやっている
ような感覚になるプレイ風景は面白く、プレイ感もとても斬新。

ルール自体はとても簡単だが、の石の重さを1g単位で見分けようとする
行為自体が純粋に楽しく、子供の頃に戻ったような感じになれるのも、
本物の石を実際に測って遊ぶというアイデアが光った作品といえるだろう。

 

以上が、ボードゲームソムリエの2018年にプレイした中のベストゲーム10選でした。

今年、一緒に遊んでくださった皆様、ありがとうございました。

来年も素敵なゲームに出会えますように。

by ボードゲームソムリエ Naoki

【注意】入手難易度は執筆時のものです。再販・絶版・流通状況により変わります。

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