ボードゲームソムリエNaokiです。
今回は、いつもお世話になっている
ダイヤモンド社にて、キャリアデザインを
考えるボードゲームのイベントをやってきました。
ゲームの種類は大きく分けて参加者の交流と、
各自のキャリアデザインにおいて、大切なものは何かを
考える2つの点を考慮して、ゲームを選んでみました。
探検ゲームの傑作『ダイヤモンド』
プレイ人数:3〜8人
戦略性:★★★☆☆
交流度:★★★★☆
まずは、わいわい盛り上がって交流できる『ダイヤモンド』から。
冒険者となって、洞窟を探検し、ダイヤモンドをいかに多く
持って帰ってこれるかを競うボードゲームです。
しかし、洞窟には危険がいっぱいで、その危険に巻き込まれると、
ダイヤモンドを全て失ってしまうため、いつ帰るかが重要となります。
何人で遊んでも、その人数での駆け引きが生まれるため、
とても面白く、ドキドキするチキンレース感が味わえる
ゲームとしても、今でも根強い人気を誇っています。
今回のイベントでも、1枚1枚カードがめくられるたびに
一喜一憂が起こり、プレイヤー同士が気軽に交流できるゲームとして、
様々な場面でおすすめできるボードゲームですね。
あなたの大切なものは何?『ライフスタイル』
プレイ人数:3〜6人
戦略性:★☆☆☆☆
交流度:★★★★★
『ライフスタイル』は、1990年に「美術賞」を受賞した
1989年に登場した、かなり年季の入ったボードゲームです。
とてつもない量の写真が同梱されており、その写真を使って、
「あなたの大切なもの何ですか?」などの様々な質問に対して、
ランキングをつけたり、そのランキングを当てたりするゲームです。
他の人がどのようにランキングをつけたかを考えるのがとても面白く、
なぜ、そのランキングにしたかの理由を説明するというルールが、
参加者の交流や自分自身の人生を考えさせてくれるきっかけにつながります。
今回の参加者は12人でボードゲームをするには、結構多い人数でしたので、
あえて、ボードは使わず、他のゲームのカードを使いながら、2チームに
分けて、ゲームをやってみたところ、とても盛り上がるゲームになりました。
生死をかけた乾杯『ワインと毒とゴブレット』
プレイ人数:2〜12人
戦略性:★★★☆☆
交流度:★★★★☆
『ライフスタイル』を遊んで、キャリアデザインを考えるという
イベントのテーマも無事に終わり、これでちょうど幕引きかなと思って
いたところ、アンコールがかかりましたので、最後にこちらを遊んでみました。
『ワインと毒とゴブレット』は、王国の名家となって、
他の名家の一員に毒をもって暗殺を謀るという、
なかなか尖ったテーマのボードゲームです。
今回は、参加者が12人でしたので、1人がグラスを飲む役、
もう1人が飲むグラスが安全かどうか(毒が入っていないか)を
たしかめる役の2人1組でゲームをやってみました。
(このゲームはこの遊び方が1番面白いと言われています)
このゲームで面白いのは、6組あるペアのうち、5組は、
仲間を生きのびてもらえるようにゲームをするのですが、
1組だけ、仲間を暗殺しようと考えるチームがあるところです。
何しろ、毒が入っているかどうかは、実際に飲む役の人には
わからないので、信用していいかどうか悩むところもこのゲームの
醍醐味の1つといえるでしょう。
(写真のように話すやりとりが結構笑えたりします)
そして、そんな誰が味方で誰が敵かわからない状態の中、
ゲームは進み、ゲーム後半になると、ついに乾杯となります。
ここがこのゲームの一番盛り上がるところですね。
このときに誰がお亡くなりになるかがはっきりわかり、
さらに誰が裏切り者だったかもわかります。
そして、裏切り者がいた名家は見事、毒を飲まされて、
お亡くなりになってしまいましたが、そこにいたるまでの
各王家のやりとりがとても面白く、ゲームはとても盛り上がりました。
まとめ
今回の一番のメインは、自分のキャリアデザインを考えるという
テーマにおいて、『ライフスタイル』という誰がどんな考えなのか、
自分はどのような考えを持っているかなどを改めて再確認できる
ボードゲームをご提供できたことだと思います。
個人的に、このような人によってとらえる価値観が違うことがわかる
コミュニケーションゲームが好きですが、この『ライフスタイル』は
何年前に遊んだか、思い出せないほど久々にご提供できたゲームでした。
これ以外に今回のテーマにぴったり当てはまるボードゲームはないと
感じてご提供できたので、キャリアデザインを常日頃、考えている参加者の
みなさんに楽しんでいただくことができて、本当によかったです。
今後とも、またいろんな企画のイベントで、そのテーマにあった
ボードゲームを提供して楽しんでもらえたらいいなと思います。
ご企画いただいたキャリアデザインチームの皆様、ありがとうございました!
by ボードゲームソムリエ Naoki