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ボードゲームコラム

ボードゲームソムリエ 2023年 ベストゲーム10選

ボードゲームソムリエ Naokiです。

2023年は5月頃からコロナが落ち着き、遊ぶ頻度がだいぶ増えました。
それに伴い、一緒に遊ぶ新しい友人も増え、新たな家族も増え、
当然、凄まじい勢いでボードゲームも増え、とても充実した1年になりました。

今回は、恒例の今年初めて遊んだ400個近くのボードゲームの中からベスト10を紹介します。

他のおすすめ記事とは違い、ボードゲームソムリエの好みが色濃く出ていますが、ご了承ください。

歴代10選はこちら

2023年キワモノゲーム10選
2022年ベストゲーム10選
2021年ベストゲーム10選
2020年ベストゲーム10選
2019年ベストゲーム10選
2018年ベストゲーム10選
2017年ベストゲーム10選
2016年ベストゲーム10選
2015年ベストゲーム10選

選抜基準

  • 2023年1月1日から2023年12月31日の間に遊んだゲーム
  • ボードゲームソムリエがその中で面白いと思ったゲーム
  • 遊びやすさ、入手のしやすさなどは全く考慮しておりません
  • あくまで順位付けのランキングではなく、”10選”になります

No.001『それは帽子ではありません』

(引用:https://boardgamegeek.com/image/7386321/s-not-hat)

(引用:https://boardgamegeek.com/image/7705321/s-not-hat)

デザイナー:Kasper Lapp
発売年:2023年
入手難易度:★★★

ボードゲーム界のアカデミー賞的存在である「ドイツ年間ゲーム大賞」に見事推薦リスト入りしたカードゲーム。

ゲーム的にはシンプルな記憶ゲームで、覚えるカードは数枚しかないはずなのに、頻繁にカードが入れ替わるおかげで、なぜか忘れてしまうユニークな作品。

今まで、カードを入れ替えるタイプの記憶ゲームはいくつかあり、個人的にはどのタイプも好きだったのだが、レアで手に入りにくかったり、そもそも大きかったりと地味に扱いが勝手が悪い中、お手軽カードゲームとして登場したのは嬉しいところだ。

No.002『5タワーズ』

(引用:https://boardgamegeek.com/image/7734900/5-towers)

デザイナー:Kasper Lapp
発売年:2023年
入手難易度:★★★(来年、日本語版発売予定)

お金をはじめ、手持ちのリソースを一切使わず、カードだけでオークションを実現した革新的ゲームで、お手軽ながらも、ほどよい運と戦略のバランスが一昔前のカードゲームの黄金期を彷彿とさせてくれる。

また、このゲームに登場する様々なアニメや映画、ゲームのキャラクターを無断で登場させるというチャレンジングな一面も話題になった。来年、日本語版が出るようだが、この部分はどうなるか気になるところだ。

ちなみに、先程紹介した「それは帽子ではありません」と同じゲームデザイナーだったこともあり、今後、個人的に注目するデザイナーが増えたことは、とても嬉しく思う。

No.003『キング・オブ・トーキョー ダークエディション』

(引用:https://boardgamegeek.com/image/5031257/king-tokyo-dark-edition)

デザイナー:Richard Garfield
発売年:2020年
入手難易度:★

2011年に登場した「キング・オブ・トーキョー」のバランス調整もされた限定エディション。

正直、初めて「キング・オブ・トーキョー」を遊んだ時、サイコロがメインのゲーム=運ゲーと思っていたこともあって、あまりいいイメージを持っていなかったのだが、バランス調整と戦略的な拡張が追加されたおかげで、まさかのベスト10入りするほどのゲームに仕上がっていたのは驚いた。

コンポーネントも豪華になっており、懐かしい友人たちとわいわいしたいときにおすすめのボードゲーム。

No.004『チャレンジャーズ!』

(引用:https://boardgamegeek.com/image/7040521/challengers)

デザイナー:Johannes Krenner & Markus Slawitscheck
発売年:2022年
入手難易度:★

2023年ドイツ年間エキスパートゲーム大賞受賞作品。今年のボードゲームを語る上では決して外せない作品。

ポケモンや遊戯王のようなトレーディングカードゲームを使った大会のような体験を初心者も交えて、1時間程度で実現させることにした成功しているところは見事としか言いようがなく、ノンリプレイヤーな自分も何回も遊んでしまうほど熱中した。

無料で遊べるオンラインのボードゲームサイト(BGA)でも、すぐに導入されたり、数カ月後には続編である「チャレンジャーズ!ビーチカップ」も登場したりと、まだまだその勢いは止まらないボードゲーム。

No.005『セブンス・コンティネント』

(引用:https://boardgamegeek.com/image/2648303/7th-continent)

デザイナー:Ludovic Roudy & Bruno Sautter
発売年:2017年
入手難易度:★★★★

ジャンルとしては、謎解きボードゲームなのだが、想像を絶する難易度を誇る超鬼畜ゲー。

謎もゲームバランスも自分がこれまで遊んできたボードゲームとはレベルが段違いなほどの難しさなのだが、それに加えて、1000枚を超えるカード、カードにみっちりの言語依存、6時間超えのプレイ時間などなど、ただ遊ぶだけの障壁も恐ろしく高くて、とてもじゃないが、誰にでもおすすめできるボードゲームではない(笑)

だが、このゲーム、恐ろしいほどの中毒性と魅力を兼ね合わせており、その狂気的なボリュームが逆に魅力的に思えてしまうほど、振り切ったボードゲームには、人を惹きつける何かがあるのだろうと、即断でベスト10に入れてしまった自分は思うのであった。

No.006『ミニゴルフデザイナー』

(引用:https://boardgamegeek.com/image/6358355/minigolf-designer)

デザイナー:Alban Nanty
発売年:2020年
入手難易度:★★

スポーツをテーマにしたゲームはうまくいかないというボードゲーム界のジンクスがあるが、それは、スポーツを実際に行うことを再現しようとしたものが多いためで、最近では、マネージャーやプロデューサーというポジションからスポーツをテーマにした作品が多くなっており、結果、面白いと思うスポーツのゲームが増えている印象を受ける。

このゲームは、マネージャーとしてではなく、ゴルフコースのデザイナーというユニークな立ち位置のボードゲームだが、無駄に(褒め言葉)枚数の多いタイルと、デザインしている途中で、好き勝手な要求を突きつけてくるクライアントの存在が、荒っぽくもあるが、なかなかに尖ったゲームデザインとして仕上がっているところに好感を持った。

個人的に尖ったゲームは好きなのだが、尖りすぎて面白さが一定のラインを超えないゲームが多い中、その尖り具合とゲームの面白さが見事に融合している稀有な作品だと思う。ノンリプレイヤーだが、機会があれば、拡張も購入してプレイしてみようか検討するほどだ。

No.007『デッドバイデイライト ザ・ボードゲーム コレクターズエディション』

(引用:https://boardgamegeek.com/image/7022256/dead-daylight-board-game-collectors-edition)

デザイナー:D. Brad Talton, Jr.
発売年:2023年
入手難易度:★★★

有名ホラーゲーム「デッドバイデイライト」のボードゲーム。ご縁があって、超豪華バージョンをプレイ。

最近、テレビゲームをボードゲーム化する流れが来ているのだが、出来の差が天と地ほどの差があり、ただテレビゲームの内容をアナログにやらせるだけのお粗末なゲームもあれば、このゲームのようにボードゲームの良さを最大限に活かした作品もある。

自分はデッドバイデイライトは未プレイだったが、同席したゲームのファンはとても感動していた。フィギュアの出来はもちろんだが、ゲーム性を損なわずにボードゲームに落とし込むという点では、ダークソウル以来で自分も感動した作品だった。

No.008『ミステリウムキッズ』

(引用:https://boardgamegeek.com/image/7075722/mysterium-kids-captain-echos-treasure)

デザイナー:Antonin Boccara & Yves Hirschfeld
発売年:2022年
入手難易度:★★★

2023年ドイツ年間キッズゲーム大賞受賞作品。雰囲気のあるオシャレなイラストを使ったゲーム「ミステリウム」のキッズ版。

ミステリウムは個人的に好きな作品だったが、雰囲気も難易度も大人向けだったので、キッズ版は、どんな感じで子供にもできるようになっているのかと思ってやってみたら「カードを太鼓で表現して当ててもらう」というトンデモルールになっていて、今年トップクラスの衝撃を受けた。その衝撃さは、革新的なボードゲームが選ばれる賞「イノシュピーレ2023」にもノミネートされるほどである。

しかも、お題のイラストや太鼓で表現できる振れ幅が絶妙なバランスで作られており、キッズゲーム化されたゲームで久々に感動してしまったゲームでもあり、国内流通していないので入手がちょっと難しいが、機会があれば、ぜひとも体験してほしいボードゲームだ。

No.009『チャイナタウン』

(引用:https://boardgamegeek.com/image/91892/chinatown)

デザイナー:Karsten Hartwig
発売年:1999年
入手難易度:★★★★

1999年ドイツ年間ゲーム大賞ノミネート作品。交渉ゲームの中でも非常に完成度の高いゲームとして有名なボードゲーム。

交渉ゲームには、いろんな種類があるが、このゲームは互いにwin-winになるように交渉をするタイプのゲームのため、前向きにプレイできるところが良く、評判通りの名作だった。あと、やっぱりアレアの箱はカッコよくて、最高だ。

レアゲーになってしまっているのが残念なところで、自分も手に入れてから、とっておきすぎて数年経過してしまったが、今年、リメイク作となる「ウォーターフォールパーク」が出たことで、やっと解禁した。ウォーターフォールパークは結構変更点もあるみたいないので、そちらとも比べてみたいところだ。

N0.010『シンギュラリティ』

(引用:https://gamemarket.jp/game/107242)

デザイナー:Head Quarter Simulation Game Club有志
発売年:2018年
入手難易度:★★★★★

ゲーマーに凄まじい人気を誇る慶応サークルのシンギュラリティをテーマにしたボードゲーム。

最初は、よくある労働者を使った工場を経営しているのだが、だんだんとAIのレベルが上がってきて、工場がAIに侵食されていく流れが非常にユニークで、その完成度にとても感動した作品。

見た目が地味なのが難点ではあるが、ここのサークルのゲームは、かっこよいデザインで再販されることが多いので、このゲームの再販も期待したいところだ。

 

以上が、ボードゲームソムリエの2023年にプレイした中のベストゲーム10選でした。

今年も一緒に遊んでくださった皆様、ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。

今年は、ここ数年に出たボードゲームが大半を占めるラインナップとなりました。今まではかなり過去の作品もそれなりに多かった印象がありますが、最近の時代のゲームの洗練度も年を重ねるに連れて、より増している感じのする1年でした。

来年も素敵なゲームに出会えますように。

by ボードゲームソムリエ Naoki

【注意】入手難易度は執筆時のものです。再販・絶版・流通状況により変わります。

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