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ボードゲームコラム

ボードゲームソムリエ 2025年 ベストゲーム10選

ボードゲームソムリエ Naokiです。

2025年は、たくさんの素敵な方とのご縁も増え、
500個を超えるボードゲームをプレイできた1年でした。

今回は、恒例の2025年に初めて遊んだボードゲームの中からベスト10を紹介します。

他のおすすめ記事とは違い、ボードゲームソムリエの好みが色濃く出ていますが、ご了承ください。

歴代10選はこちら

2024年ベストゲーム10選
2023年ベストゲーム10選
2022年ベストゲーム10選
2021年ベストゲーム10選
2020年ベストゲーム10選
2019年ベストゲーム10選
2018年ベストゲーム10選
2017年ベストゲーム10選
2016年ベストゲーム10選
2015年ベストゲーム10選

選抜基準

  • 2025年1月1日から2025年12月31日の間に遊んだゲーム
  • ボードゲームソムリエがその中で面白いと思ったゲーム
  • 遊びやすさ、入手のしやすさなどは全く考慮しておりません
  • あくまで順位付けのランキングではなく、”10選”になります

No.001『フィッシェン』

(参考:https://boardgamegeek.com/image/8143604/fishing)

デザイナー:Friedemann Friese
発売年:2024年
入手難易度:★★

負けた人の手持ちカードがどんどん強くなるトリックテイキング。

トリックテイキングといえば、ボードゲームに普段慣れていない人にルールを説明しても、
ピンとこないゲームシステムの代表格ともいえるシステムなのだが、このゲームは、
トリックテイキングが初めてな人でもわいわい楽しめるようになっているのが素晴らしい。

1年の中で同じゲームを2回遊ぶことが片手で数えるくらいしかない自分でも、
もう1度遊びたくなって、手放したのに、また買い戻してもしまうほどの作品。

No.002『フリップセブン』

(参考:https://boardgamegeek.com/image/8780246/flip-7)

(参考:https://boardgamegeek.com/image/8414061/flip-7)

デザイナー:Eric Olsen
発売年:2024年
入手難易度:★★

ボードゲーム界で一番権威のある「ドイツ年間ゲーム大賞」の2025年最終ノミネート作品。

特定のカードをめくるとアウトになってしまう「坊主めくり」のシステムをベースに、
普段ボードゲームを遊ばない人から歴戦ゲーマーまで誰でも楽しめるゲームバランスはお見事。

毎年、その年のノミネート作品を全部集めて、大賞発表前に大賞を予想するイベントをやる中で、
全ノミネート作品の中でも、参加者から、ずば抜けた人気を誇っていた2025年を代表するカードゲーム。

No.003『タワーアップ』

(参考:https://boardgamegeek.com/boardgame/393307/tower-up)

デザイナー:Frank Crittin & Grégoire Largey & Sébastien Pauchon
発売年:2024年
入手難易度:★★★

「シンプルなルールに奥深い戦略性」というキャッチがボードゲームでは有名だが、
実際、そのキャッチに満足できるゲームが少ない中で、久々に完成度が高いと感じさせられたボードゲーム。

年間ゲーム大賞になってもおかしくないレベルのゲームと思われていたが、昨今のゲームトレンドからすると、
一昔前にウケそうなタイプのゲームだったため、ノミネートもされず、国内流通あまりしていないのが惜しい。

ほどよく悩ましいインタラクションやゲーム性など、一昔前のゲームバランスが好きな人には、
お気に入り間違いなしとも言えるほどのゲームなので、気になる人にはぜひプレイして欲しい作品。

No.004『ロレンツォ・イル・マニーフィコ』

(参考:https://boardgamegeek.com/image/3175535/lorenzo-il-magnifico)

(参考:https://boardgamegeek.com/image/3213518/lorenzo-il-magnifico)

デザイナー:Flaminia Brasini & Virginio Gigli & Simone Luciani
発売年:2016年
入手難易度:★★

なんでもそうだが、ボードゲームにも、デザイナー、テーマ性、ゲームシステム、プレイ時間、
イラストのタッチ、ルール量など、数多くの要素があり、当然、人によって好みが分かれる。

このゲームは、昔から名作と言われつつも、先程あげた要素のどれもが自分の好みではなかったこともあり、
なかなか手を出していなかったゲームなのだが、それを後悔するほどの面白さを誇る作品だった。

特にこのデザイナーが制作したゲームで、自分が2回目を遊ぶゲームは今までなかったのだが、
初めて2回目を遊んだゲームになったことも、このゲームの素晴らしさを体現しているといっていいだろう。

No.005『エンデバー:ディープ・シー』

(参考:https://boardgamegeek.com/image/6996584/endeavor-deep-sea)

デザイナー:Carl de Visser & Jarratt Gray
発売年:2024年
入手難易度:★★★

2025年ドイツ年間エキスパートゲーム大賞の受賞をはじめ、あらゆる方面で絶賛されているボードゲーム。

それも納得で、カードや内容物の多さ、個人ボードやタイルのアイコン、内容物の種類など、
遊ぶ前から「面倒くさそう」と感じさせる見た目をしているが、個人的に今まで遊んできた
こういう重ゲーのの中で、トップクラスにストレスを感じさせなかったのが素晴らしすぎる。

このストレスの無さは本当にすごくて、多くのゲームは、ルール難易度やら、厳しいゲームバランスやら、
何かしらストレス的要素を感じる(それが面白いんだけど)し、それはもう「ルールが多いゲームは、
こういうもんだから仕方がない・・・」とさえ思っていたが、その固定観念を覆してくれた作品だ。

No.006『ディ・マッヒャー』

(参考:https://boardgamegeek.com/image/2243000/die-macher)

デザイナー:Karl-Heinz Schmiel
発売年:1986年
入手難易度:★★★★

ボードゲーム界隈で「三大選挙ゲー」の1つとして語り継がれる、ドイツの選挙を忠実に再現した作品。

今から40年近く前の作品なのにもかかわらず、去年にリメイクされるほど、今でも色褪せないゲームではあるが、
わかりづらいルール、5~6時間のプレイ時間、その割に高い運要素、5人以外だと危ういゲームバランスなど、
プレイには、なかなかハードルが高いのは否めないとは思いつつも、今の時代にリメイクされる魅力があるのもわかる作品。

正直、キワモノに分類するかどうか、迷ったくらいの尖り具合はあったが、逆にそれが、
今の時代には、なかなか体験できない刺激を味あわせてくれたことは間違いないボードゲーム。

No.007『厄介なゲストたち』

(参考:https://boardgamegeek.com/image/4870482/awkward-guests-the-walton-case)

デザイナー:Ron Gonzalo García
発売年:2016年
入手難易度:★★

ボードゲーム界の「推理ゲーム」というジャンルは、その多くが「論理パズル」なのだが、
基本的に1人で遊べる「論理パズル」をいかに多人数で面白くできるかが面白さの分かれ目である。

だが、その面白さの分かれ目を超えてくる「推理ゲーム」は、今までなかなかお目にかかれなかったのだが、
久々にその分かれ目を超えてきたこのゲームに出会えた衝撃は、「面白い」では表現しきれないほどだった。

見た目は地味、情報量は多くて面倒くさそうなど、ネガティブな要素が多かったのにもかかわらず、
「推理」という要素を楽しませてくれるための見えない配慮がところせましと見受けられ、
ここまで配慮されたデザインやさらにゲームを面白くするためのサポートに感動した作品。

No.008『スレイ・ザ・スパイア:ザ・ボードゲーム』

(参考:https://boardgamegeek.com/image/8157856/slay-the-spire-the-board-game)

デザイナー:Gary Dworetsky & Anthony Giovannetti & Casey Yano
発売年:2024年
入手難易度:★★

人気デジタルゲーム「スレイ・ザ・スパイア」のボードゲーム版。5億以上の支援金額を集めたことでも話題になった。

個人的にこのゲームのデジタル版は結構遊んでいて、思い入れがある反面、
ぶっちゃけ「協力ゲーム化しただけでしょ?」と正直、そこまで期待していなかったのだが、
いざ遊んでみると、本家の面白さを担保しつつ、全く別物の面白さになっていて、度肝を抜かれた作品。

デジタルゲームをボードゲーム化するプロジェクトは、正直、結構な数はあるが、その中でも、
トップクラスの完成度を誇る出来といっても過言ではなく、歴史に残るゲームといっても大袈裟ではないだろう。

No.009『クロノビブリオティカ』

(参考:https://gamemarket.jp/game/182500)

デザイナー:K.Oketani
発売年:2023年
入手難易度:★★★★★

毎度毎度、ボードゲーム界隈を賑わす国内サークルのタイムリープをテーマにしたボードゲーム。

タイムリープはボードゲームに落とし込むのが、結構難しいと言われているのだが、
それをうまく落とし込んでおり、さらにはおもしろく昇華させているのが、本当にすごい。

個人的にタイムリープという設定そのものに、そもそも興味はないのだが、そんな自分でも、
タイムリープとはどんなものかが、わかりやすく、楽しく遊べたことが印象に残っている作品。

No.010『ムーンコロニーブラッドバス』

(参考:https://boardgamegeek.com/image/8638247/moon-colony-bloodbath)

デザイナー:Donald X. Vaccarino
発売年:2025年
入手難易度:★★★★

箱絵のインパクトがすごい、デッキ構築ゲームの傑作「ドミニオン」作者による新機軸ボードゲーム。

元々、このデザイナーが好きであるのもふまえ、斬新なゲームシステム、刺激的なゲーム展開、濃ゆい世界観など、
あぁ、やっぱり自分はこういう尖ったゲームが好きなんだなぁ・・・と改めてしみじみと感じさせてくれた作品。

言語依存がものすごいため、和訳化するのが今年一番疲れた作品でもあり、そういう意味でも、思い入れが深い
作品ではあるが、自分にとって、数少ない「もう1度遊びたい」と思わせてくれたのは、流石だった。

特別賞(拡張)『テラフォーミング・マーズ:プレリュード』

(参考:https://boardgamegeek.com/boardgameexpansion/247030/terraforming-mars-prelude)

(参考:https://boardgamegeek.com/image/4137236/terraforming-mars-prelude)

デザイナー:Jacob Fryxelius
発売年:2018年
入手難易度:★

ボードゲームの中でも超人気作品の1つ「テラフォーミングマーズ」の拡張。

本家の「テラフォーミングマーズ」は、もともと、「普通に面白い」くらいの評価だったが、
この拡張を初めていれて遊んだときの衝撃は凄まじく、評価が「めっちゃ面白い」に爆上がりした。

同じゲームを遊ばないノンリプレイヤーとして、拡張を遊ぶことは、正直、ほとんどないのだが、
そんなプレイスタイルの固定観念を根底から変えるような凄まじい完成度の拡張といえるだろう。

特別賞(リメイク)『フォーセール オートラマ』

(参考:https://boardgamegeek.com/image/5636276/for-sale-autorama)

デザイナー:Stefan Dorra
発売年:2021年
入手難易度:★★

個人的にトップクラスに好きなオークションゲーム「フォーセール」の新たなるカードが追加されたリメイク作品。

ぶっちゃけ、遊ぶ前は元のゲームが好きすぎて「追加カードなんて、邪道なんじゃない?」と思っていたが、
いざ、遊んでみると、今までの面白さに新たなるスパイスが追加された感じで、2つの味を楽しめるゲームになっていた!

自分みたいに本家リスペクトすぎて、食わず嫌いな人もいるかもしれないけど、追加カードは斬新だったし、
追加カードを入れなければ、元のルールでも遊べる配慮も素晴らしいリメイクカードゲーム。

特別賞(ビジネス)『サイゼリア経営ゲーム2(仮)』

デザイナー:?
発売年:?年
入手難易度:★★★★★

サイゼリアの名物「ミラノ風ドリア」を1週間のうちに、いかにうまく捌けるかを競う研修用カードゲーム。

研修用と謳っているが、普通にボードゲームとして遊んでみても、斬新な点とほどよい読み合いが素晴らしく、
これまで、いろんなビジネスゲームを遊んできたが、ここまで純粋に面白いビジネスゲームは初めてだったかもしれない。

いろいろあって、世に出ていないため、プレイするのは、よほどのご縁がないとプレイが不可能ではあるが、
そうなってしまうには惜しすぎるカードゲーム。テーマを変えて再販してもいいんじゃないかと思うほどの作品。

特別賞(キッズ)『マイ・ファースト・ゲーム:果樹園

(参考:https://bodoge.hoobby.net/games/meine-ersten-spiele-erster-obstgarten)

(参考:https://boardgamegeek.com/image/1891372/first-orchard)

デザイナー:Anneliese Farkaschovsky
発売年:2009年(本家は1986年)
入手難易度:★★

カラスから果物を守るためにみんなで収穫することを目指す協力ゲーム。海外では、キッズゲームの超ロングセラー。

ボードゲームは基本的に、3歳以下の子供はコマを飲み込んだり、カードを口に入れてしまったりするため、
「3歳以下はプレイ禁止」と箱に規制が書いてあるものも多いのが現状である中、このゲームは2歳から遊べるのがすごい。

自分はボードゲームを小6くらいから始めたので、キッズゲームで遊ぶことがほとんどなかったのだが、自分の子供が
2歳になったので、せっかくなので買ってみたところ、いつのまにか1人でも遊んでいたことに衝撃と成長の感動をもらった。

いろんなバージョンがあるが、ぜひとも木製の果物がたっぷり入ったバージョンで遊んで欲しい作品。

 

以上が、ボードゲームソムリエの2025年にプレイした中のベストゲーム10選(今年は特別賞多いですが笑)でした。

去年は協力ゲームやチーム戦のゲームが非常に多かったですが、今年は大作を結構プレイしたこともあり、
10作中、7つが重ゲーと呼ばれるジャンルのボードゲームのランクインだったのが印象的でしたね。

重ゲーは、そもそも遊ぶのもインストするのも、大変ですが、そもそも、
そんな遊ぶまでが大変なゲームに付き合ってくれた方々への感謝も実感しました。

そんなたくさんのボードゲームをいつも遊んでいただけるメンバーの皆様に改めて感謝を。

2026年もよろしくお願いします! そして、2026年もぶっとんだゲームに出会えますように!

by ボードゲームソムリエ Naoki

【注意】入手難易度は執筆時のものです。再販・絶版・流通状況により変わります。

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